オリオン座の「三ツ星」の少し下に、「子三ツ星」と呼ばれる小さな星の並びがあります。
肉眼では三つの星が縦に並んでいるように見えますが、天体望遠鏡で見ると、各星は一つの星ではなく、接近した幾つかの星の集団であることがわかります。
また、中央の星団の周囲には、大きな淡い光芒が広がっており、翼を広げた鳥のようにも見えます。
この部分が「オリオン大星雲」です。
聖書には、オリオンを造ったのは神様であると書かれてあります。
プレアデスおよびオリオンを造り、暗黒を朝に変じ、昼を暗くして夜となし、海の水を呼んで、地のおもてに注がれる者、その名は主という。
旧約聖書 アモス書 5章 8節
神様が描いた造形はどこまでも美しく、本当に息をのむばかりです。
私たち人類が望遠鏡を使って夜空を見ることができるようになったのは、最近の400年ほどのことです。
さらに、淡い星雲の光芒の存在がハッキリとわかるようになったのは、写真で長時間露出ができるようになってからですので、まだ100年も経っていません。
つまり、有史以来長い間、このような造形美は人類に知られることなく、ひっそりと存在し続けてきた訳です。
一方で現代科学は、このような造形の成員について、あれこれと理屈をこねますが、結局のところ美しいのはまったくの偶然だと片付けてしまいます。
しかし、本当にこんなに美しいものが、偶然にできるものですかね?
私には、現代人に向けた神様からのメッセージに思えるのですが。
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